いじめ探偵

日々の出来事

いじめ専門の探偵会社を立ち上げる

 先日のNHKのドキュメンタリー番組でいじめ探偵こと阿部泰尚さんという方の話が放送されておりました。TIU総合探偵社という組織の代表者で探偵のお仕事をされている方なんですが、番組でクローズアップされていたのは、”いじめられている子供の相談を受け、その事実を調査し、さらにはその事実を加害者側、学校に認めさせる、認めない場合にはメディアを駆使して広く世の中に問題提起をする”というめちゃくちゃ大変な仕事でした。

 今の世の中はここまでする人がいるんだなと感心しました。逆にここまでしないと真実に辿り着けないんだなと考えさせられました。それをチョイスするNHKもすごい。

 今の世の中っていじめに限らず何か問題があると”第三者委員会”というものが立ち上げられるじゃないですか。主な構成メンバーは弁護士さんとか、その分野の専門家が選ばれるのですが、結局のところ証拠不十分で”疑わしきは罰せず”ということで不起訴になるケースが多いです。アイドルのNGT48の山口さんの件とかもそうです。

 予想ですが、加害者側も完全敗北の証拠がでない限り、とりあえず第三者委員会設置すればなんとかなる的な感じになってます。早く問題収束させたいと。

 日本中が煮え切らない、真実があるはずだと不満爆発ですよ。そんな時に阿部さん大活躍です。正直、探偵業のイメージて怪しさMAXじゃないですか。知らない間に色々調べられてるんですから。

 でもいじめとか不祥事で第三者委員会で成果が得られなかったら行くとこないです。被害者側も必死です。探偵に頼むしかないです。

 阿部さんへのインタビューで、まず学校も含め加害者周辺を徹底的に調べ上げて、第三者委員会の報告書とリンクさせるようです。報告書に無い事実が出てきた時に、学校側に文書送付などで問題提起を行います。学校側も弁護士が付いているので満足のいく回答など得られません。対応してもらえないのがほとんどのようです。

 それで次に阿部さんが何するかというと”メディア使って世論に問題提起する”わけです。これすげえな。マスコミ関係者とかWEB関係者に記事にしてもらうわけです。その記事を見た人が学校に抗議するわけです。マスコミ関係者も取材に行きます。学校側を土俵に引っ張り出すわけです。

 この辺りを阿部泰尚さんはうまくビジネスにしてると思うんですよね。元々ビジネスセミナーも行っているようです。

 人の感情を利用して!ビジネスなんて!とか思うかもしれませんが、めちゃくちゃ求められていて需要ありますから。阿部さんも日本全国飛び回ってるようです。被害者が殺されたり自殺なんかしたら誰が責任取るんですかという話です。人に感謝される仕事になってますよね。

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