逆流性食道炎の原因になる呑気症(空気嚥下症)
今回は病気の話を少々、、、今後労働人口は減少の一途を辿りますので、従業員一人一人の健康が本当に重要になってきます。労働生産性を落とさないためにも病気に対する理解、知識を深めましょう。
以前、逆流性食道炎の記事を投稿しましたが、正直、再発率が高いです。胃酸を抑える薬を飲んでは鎮め、苦しくなったらまた胃酸を抑える薬を飲むの繰り返しです。これですね、胃酸等が逆流しないように胃をチャックする筋肉があるのですが、その筋肉が年齢と共に衰えていく、もしくは何らかの原因でうまく機能しなくなり、胃酸等が漏れてしまい、胃上部や食道を傷付ける仕組みのようです。
ただし、はいそうですかと納得したところで苦しい状況は変わらないわけです。日々他の原因を探っておりました。
そんな中、定期健診で別の病気を診断されてしまいまして、そのせいで逆流性食道炎になったのでは?と思いました。
胃のレントゲン検査で胃、小腸、大腸の至る所に空気の塊があるとのことです。対応して頂いたお医者さん曰く一般的に小腸に空気の塊が溜まることはまずないそうです。
なぜこのような状態かというと、呑気症(どんきしょう);別名空気嚥下症といって主にストレスが原因で、日常生活で無意識のうちに空気を飲み込んでいる、食事の際に食べ物と一緒に空気を飲み込んでしまう病気のようです。
イメージ的に無意識に空気をどんどん飲み込んでいるわけで、オナラ、ゲップなどで空気を排出するしかないわけです。ゲップが多くなれば、胃が開く機会が多くなり、胃酸等が漏れてしまう危険もあります。便秘等で排便、オナラが出にくい状態であれば内臓全体を圧迫してしまう危険もあります。
ではどうすればいいのかという話ですが、これも具体的な治療方針が定まっておりません。そもそもレントゲン検査で呑気症を見つけるのも結構大変なようです。
自身でできることとなるとマウスピース(ナイトガード)を作成することです。空気を飲み込んでしまう原因の一つとして奥歯の噛み締めが考えられています。マウスピースで歯と歯の間に隙間を作り空気を飲み込まない様予防しましょう。呑気症専用のマウスピースもあるようなので機会があればご紹介します。
あと自分のケースですが、都心から離れ、なるべく田舎に住んでみることです。景色とか澄んだ空気とか大事なんだなぁと。これはホント影響大でした。試しに休日に都心から離れて一日滞在してみるなどおススメです。駅前のビジネスホテルとか安いですから一泊くらい問題無いかと思います。
呑気症はストレスが影響するのは間違いないので大変かと思いますが都心に住んでいる場合、住む場所を変えるのは是非試して頂きたいです。
東京都西側、埼玉県、千葉県、神奈川県など探せば通勤範囲内でも自然は意外とあるもんです。時短勤務やテレワークもどんどん進んでます。
他には漢方薬という選択肢もあります。身体の老化が大きく影響するようなので食事及び定期的な運動を基本として漢方薬は補助的なイメージで留めてもらい、お医者さんに気軽に相談するくらいが丁度良いかもしれません。とは言っても漢方薬はかなりリサーチしているので機会があればご紹介します。
呑気症は主にストレスが原因なようなので、それを取り除く様努めるしかありません。労働生産性を落とさないために予防できることをしていきましょう。