進まぬ高度プロフェッショナル制度

労務の話

 今日ニュースで高度プロフェッショナル制度の報道が出ていました。制度自体進んでないようですね。開始1か月で適用された方1人らしいです笑

 高度プロフェッショナル制度は、高度の専門的知識等を有し、職務の範囲が明確で一定の年収要件を満たす労働者を対象として、労使委員会の決議及び労働者本人の同意を前提として、年間104日以上の休日確保措置や健康管理時間の状況に応じた健康・福祉確保措置等を講ずることにより、労働基準法に定められた労働時間、休憩、休日及び深夜の割増賃金に関する規定を適用しない制度です。

 まぁ高年収の方を働かせ放題と認識してよいでしょう。こういうのって制度自体広まらないと国は困るので規制が緩くなっていくんですよね。今はとりあえず年収1000万程度の方が対象ですが、そのうち年収800万の方などが対象になる可能性がありますね。

 この制度時代に逆行してますよね。今は仕事よりプライベート重視してる人間が圧倒的に多いですかね。企業が高度プロフェッショナル制度を採用するのは相当ハードル高いと思います。労働組合があるところはまず採用されないでしょう。

 記事コメントなんかを見ると、多く見られたのが”そんな制度より管理部門を充実させてくれ”でしたね。管理部門て収益あげるところじゃないので、後回しなんですよね。中小企業なんて管理部門を設置してないとこ多いですからね。でも長く継続してる企業は必ず管理部門を充実させています。社長が管理してる感じだと不満をぶつけるところが無いですからね。今後、若い働き手が減少していきますから、計画的に運営していかなければなりません。

労務の話
スポンサーリンク
勝手に人事労務分析.COM
タイトルとURLをコピーしました