ブラック上司の”ちょっといい?”

人事の話

「君のためだから」、「ちょっといい?」、「子猫を拾う」

 先日のNHKで、人材育成コンサルタントによる企業内のブラック上司の話が放送されました。知らず知らずのうちにやりがちな3つの事例が紹介されておりました。

 まず、業務終わりに取引先との会食に部下を連れていくというもの。誘い文句は”君のためだから”。おそらく言い回しは違えど、太古の昔からあったと思います。

 プライベートを大切にする現代でこれを言うとブラック上司になってしまうでしょうね。しかも奢ってくれるならまだしも、けっこう割勘だったりしますからねw

 コミュニケーションて夜に酒を飲んで話すだけじゃないと思うんですよね。というか酒が入るとベロンベロンになって全然覚えていないとかもありますし。

 ランチミーティングでもいいじゃないですか。本人のことも考慮して少し休憩時間を延ばすとか。けっこう採用している企業は増えてます。

 ”従業員とのコミュニケーションを業務の一環として就業時間内に行う時代になってきています

 つぎに、業務中に上司からの”ちょっといい?”です。パソコンの操作が分からないなどの理由で聞いてくる上司がけっこういますが、これ若手にとっては時間取られてかなり問題だと思うんです。一日TOTALで換算したら”ちょっといい?”で1時間以上時間を取られている可能性があります。

 これらの理由で時間を取られて、本来の業務に支障が出た若手が他の周囲から仕事ができないとか使えないとか言われて評価が下がったりしたケースがあるんです。残業が増えて心労でダウンしたとか。若手で巻き込まれるのは優しいマジメな方が多いんです。損するってこういうこと。

 ”上司も自分で調べられることはなるべく自分で調べること。どうしてもわからないことは部下であろうが相手に申し訳ない態度・言葉で尋ねて、感謝の気持ちを伝えること”が大切です。

 最後に子猫を拾うですが、とにかく無駄な仕事を持ってくる上司が紹介されておりましたが、これは判断が難しいと思いますw

 上司が仕事を持ってきて部下に指示を出すというのが一般的な流れかと思いますが、それが後々どうなるかといのはある意味、わからないと思います。成功するかもしれないし、失敗するかもしれない。

 おそらく紹介したかったのは、一般的に”雑用”と言われる業務ばかり持ってくる上司だったのではないかと思います。さすがにそればかりだとモチベーションも下がりますからね。

 

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